世のよろず商品の選び方草紙

輸入雑貨屋歴10年のキャリアの視点から、モノ選び、商品選びについてプロ目線で語ります

財布の選び方

フェリージの財布(Felisi 3500)

2017/01/24

電車の隣りに座っている人に、

「フェリージっていうブランドを知っていますか?」

もし、そんな質問を投げかけたとしたら、いったい何人が「知っている」と答えるでしょうか?

「知っている」と答えるのは100人中、数人ではないのだろうか?と思います。そんな誰もが知っているようなブランドではないFELISI(フェリージ)。
しかし、このブランドの持つ魅力は知名度に反比例してとんでもないものなんです。

Felisi(フェリージ) from イタリア

FELISI 3500

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これは、Felisiというブランドの品番3500の財布です。

Felisiはイタリアで1973年に生まれた革製品を製造するブランドです。

(詳しい詳細は、日本公式サイトのFelisiの歴史でどうぞ)

この財布、ジャバラ式の胴体をしています。二つ折りではないユニークなスタイルなんですね。

ちなにみ、上の写真の上蓋部分裏の浅い革ポケット部分は切符やチケットを挟んでおくところらしいですよ。

アコーディオン式収納の発想こそ、欧州生まれならでは

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お札は二つ折りでないと入れらません。

日本で人気の長い札入れ愛好家から「札を2つに折るなんて、ダメだ!」なんて意見もあるでしょうが、筆者はジャバラ式の財布が好きなのです。(当ブログ記事、アイソラの財布参照
このスタイルに、ヨーロッパ的おしゃれ感覚を感じずにはいられません。

高いクオリティに所有欲が満たされる

フェリージの製品クオリティはとても高いです。

革の素材、着色、型押し、縫製、辺の比などデザインに関わる全てが洗練されています。
ヨーロッパの革ブランドというとデザインがクラシックというか老舗というか、いわゆる渋すぎないか?という心配めいた気持ちをいだきかちが、Felisiにその心配は無用です。

上品さとカジュアルさ、アバンギャルド感が程よくミックスされています。

おじいいさん御用達ブランドの用に枯れてはいません、なんというかちょうどいい年代感があります。

たたずむブラス製タッセル、ファスナーにも高級品のたたずまい

 

FELISI タッセル

ファスナーのタッセルは小粒ながらとてもしっかりと作りこんであり、使っているうちにこの財布のお気に入りポイントです。タッセルはそれ自体が観賞できるほど作りこまれていて、Felisiのものづくりへの志の高さを感じることができる味わい深いパーツです。ぜひご注目してください。

見えないところだって最高仕上げ、ボタンの隠れる面の彫金にブロークン・ハート

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普段はストラップの裏にかくれているボタンですが、金属の質感、刻印たおやかさと質実剛健さが両方そなわっています、普段見えないところにも凝った作りのパーツ使用、あなどれません。

キミはもう心配しなくていい。札を二つ折りにするなんてとっても小さいことなんだぜ

この財布、お札を入れるには二つ折りにしないと入りません。
お札を二つに折るのってなんだか気持ち悪いよ的な、縁起担ぐ意味でもお札はまっすぐに入れておきたいよね。と思う人多いと思います、筆者もそうでした。

その点、この3500を使うことはその点をスパっとあきらめさせてくれます。

筆者も最初は札を折ることに抵抗がありました。

でも使用しているうちに、それはすごく小さな個人的な、思春期の思い込み的なものなのだなあと振り返ることができました。

この財布は、美しい辺の比率で美しさをかもし出しているのです。お札をまっすぐ入れたいという小さな欲求は「美しいデザイン」の前ではひれ伏すことになります。

そう、答えは

カッコイイからOK!

カッコイイとは、小さな問題をシンプルに解決してくれます。
筆者は、多少不便なこととカッコイイ・美しいを天秤にかけた場合、後者を選ぶよう心がけています。

イタリアという国はカッコイイ・美しいとおもわれる製品を作るメーカーが多いです。

フェラーリ、ランボルギーニ、イタルジェット、デロンギ・・などなど。凶暴で美しい製品はときに機能的にはかたよっていますよね。そういうもんだと思います。

美しくないけどフレンドリーで日常になじみ、そこそこ耐久性がある、そういう製品は日本のメーカーの商品がいいと思います。代表的にはhondaのカブ、みたいな精神の製品でしょうか。あ、あとGショックとかもそうでしょうね。

機能紹介写真展

フェリージ お札を入れたところ

千円札を二つ折りにして入れたところです。マチはたっぷりあるのでお金がたくさんある人でもいっぱい入れることができるのでご安心ください。

フェリージ 切符入れ

うらぶたのちょいとした紙などを挟んでおくところ。
チケットや切符を挟むのに使うのでしょうか。

カードを入れてみたところ

カードを入れていたところです。10枚以上入ってます。
筆者は2ブロック分をカードケースとして利用していました。

パスケース

一番外側に薄いポケットが有ります。
交通機関のICカード系などの定期券におすすめ、意外と便利。

フェリージ 横顔

横から見たところ、粋ですね。

フェリージの財布の内側の革は、とてもしっとりとした手触りの柔らかい革です。

この革の手触りと、綺麗なステッチングがたまらないポイントです。

 

楽天のショップでFelisiの取り扱っている店もありますが、在庫など薄いようです。

筆者は香川県の高松三越の店舗で買っております、現物のある店でご覧になるといいとおもいますよ。革の質感の良さは写真では全然つたわりませんので・・。

フェリージ取り扱い店舗一覧

公式サイトの 正規取扱店一覧

そしてエンディング

2016年1月中旬に東京へ旅行の最終日、電車でこのフェリージの財布を落としました。運良く清掃会社の方が鉄道会社に届けてくれていて筆者のもとに戻ってきたのです。

何故落ちたのか?

表面が非常につるつるしている点、そしてズボンの後ろポケットに入らないサイズのせいでジャンバーの右ポケットに入れざるを得なかったのです。そしてその時に着ていたジャンバーが超摩擦係数が少ない特殊生地で、フェリージの財布が無音でスルッとこぼれ落ちてしますのです。

いつかこの財布を落として本当に無くしてしまうだろう。

やはり男は男らしく、二つ折り財布。ズボンの後ろポケットにもすっぽり入る薄いサイズで無いと駄目なんだ。

おお、悲しき男性用財布の真の姿、二つ折り財布、どうしてもか、そうまでいうのか・・・。

無言。

そして、フェリージのコロコロを売りました。

さようなら、コロコロ。さようならフェリージ。

フェリージの二つ折り財布を手にする日まで。

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