2021年3月18日、ネットニュースで"NFT"キーワードがピックアップされ、TwitterでもNFT関連Tweetが増加したように感じました。
自分自身、何も知らなかった"NFT"について、急遽調査を始めました。
NFTとは?
一言でいうと「デジタル所有権の証明」
NFTというのは略語です。Non-fungible tokenが略されたものです。
ほとんどのNFTはイーサリアムのERC721トークンです。
他のブロックチェーンでも独自のNFTを実装できます()
Non-fungible token とは?
「代替え不可能なトークン」という意味です。
「唯一のIDが割り当てられている」デジタルデータと想像してください。
NFTが話題になっている理由
デジタルデータは何度でもコピーですきますが、NFTはデジタルデータに所有権を付属させます。
NFTで流通しているコンテンツの見た目は、そこらじゅうのネットの画像データなどと見た目変わりません。
しかし、オリジナルのデータには唯一固有の所有件証明書がブロックチェーンに刻印されています。
ブロックチェーンのデータは改ざんすることが出来ません。
デジタルデータに「シリアル番号」が刻印されていると想像してください。
見た目は同じに見えても、「シリアル番号」が違うことで「この世で一つのデジタルデータ」であることが証明されるのです。
NFTの特徴
- 一意の存在でありブロックチェーンでデータの検証が可能
- 永続的な情報とデータを含有している。このデータにはメッセージや画像、音楽、署名、その他の情報を含めることが可能
- NFTの実態は単なるコードであるため、プログラムすることが可能
- パーミッションレスなものとして発行
- 所有権は発行者または発行者より譲り受けた本人に帰属さ
- 「二次流通市場より発行者が少額の収益を受け取る」ことがプログラムで可能
NFTの発行手順
- 事前にNFTを発行する対象のコンテンツを決めておく。対象はビジュアルファイル(JPG、PNG、GIFなど)や音楽ファイル(MP3など)、3Dファイル(GLBなど)が可能
- イーサリアムに対応したウォレットを用意し、NFTマーケットプレイスに接続する
- NFTを作成するには少量のイーサリアム(ETH)を手数料として支払う必要がある
- マーケットプレイスにウォレットを接続した上でコンテンツをアップロードする
NFTでよくみられるコンテンツ
- アート
- トレーディングカード
- ゲームアイテム
- ドメイン名
- 所有権
- ライブチケット
一つしかないものには価値がある
この世に一つしかない、というものには当然価値が付きます。
欲しがる人がいるので売買されます。
そこにお金がうごめきます、この点がNFTが2021年3月に注目を集めているエネルギーの源といっていいと思います。
例えば、有名アーティストがデジタルデータで画像作品を作ったとします。
デジタルデータなので、当然コピーは可能です。
でもNFTで証明されたオリジナルの最初の1点は、世界で1つのみで、他のものはすべてコピーと証明できるのです。
デジタルデータに「本物」と「そのコピー」が区別できるようになったのです。
いままでは、オリジナルもコピーも全く同じだったため、デジタルデータはオリジナルの価値が高まることが出来ませんでした。
昨日まで価値ゼロに見えていたデジタルデータに「価値」が発生し、「市場」で取引されている。
そして、高値がつき富が生まれているというところがとても熱い点です。
NFTコンテンツの代表なもの
アート系コンテンツが目立っています。市場では画像が多く並んでいます。
NFTのネットニュース
とても活気を感じます、2021年3月になってホットなニュースが次々と飛び込んでいます
- 「NFT Studio」が2021年3月22日リリース予定。ブロックチェーンはpolygonを採用し、NFTのクレジットカード決済にも対応
- マネックスGのコインチェック、デジタル資産「NFT」の取引提供開始
- コインチェックがNFTの取り扱い開始発表 2021年3月24日より
- クリスティーズでBeeple氏のNFTアート作品が約75億円で落札
- データをブロックチェーンに記録、唯一無二の“NFTデジタルシール” 「ミリオンアーサー」シリーズに投入
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