Ingressってゲームがあって、そのイベント First Saturday ってのの岡山版に参加してきた。

IngressってのはGOOGLEのゲームだけど、イベントの主催者はGOOGLEじゃなくて一般市民でゲームのプレイヤーなんだ。First Saturday ってのは初心者のスキルアップやプレイヤー同士の交流イベントなんだ。Ingressではプレイヤーって言わずにエージェントって呼ばれている。先輩エージェントが初心者エージェントを楽しく導いていくボランティア精神なくては成り立たないイベントなんだよね。

INGRESS FS岡山 限定アイテム 
INGRESS OKAYAMA で配布された記念アイテム

筆者もIngressのイベントに参加するのは初めてで、どんな人が主催してどんな人達が集まっているのだろうか?と興味を持っていたんだ。そして、ほぼ想像どおりの雰囲気を感じることができたんだ。いわゆるとってもいい感じなのだ、なんでだろう?

2015年7月の日本のシーンで、Ingressのエージェントは知的好奇心の強い人達で年齢層も高いと思われる。企業がおっかなびっくりで参加してきているが、まだまだマスに広がりきっているわけではなく、いわゆるネット情報などへのITリテラシーが高い人が中心のカルチャーだ。
そもそもアンドロイドやiphoneなどのスマートフォンの上でしか動かないゲームなのでスマートフォンやタブレットを持っていなくてはゲームに参加できない。そういう現状から推測するに、文系で知的好奇心の強い紳士淑女な方がゲームのファンであることを推測するのは簡単で、ゲームのインターフェースからもマイルドヤンキー層に好まれるようなものでは無いのは、筆者のようにわかったふうに偉そうに文章にしなくともIngressを起動すればすぐに分かることだ。
背景色がダークだからね。マイルドヤンキー層がいないから文系の人間が心地いい?

答えはそうじゃなかった。

すべては「肯定」マインドの上に

理由はIngressというゲームの性格そのものに由来している。
Ingressはゼロサムゲームではない。楽しむには強い「肯定」マインドが必要とされるのだ。

Ingressは相手を滅ぼしゼロにすれば勝ちでもないし、相手のマイナスやミスを歓喜できるものでもない。
ある意味、宗教的な前向きさで日々コツコツと何かを積み重ね、自分なりのスタイルで喜びを見つけていくことができるようになっているゲームなのだ。

このゲームを楽しむには「肯定」するマインドがとっても必要で、そして「肯定」こそが素晴らしいものなのだ、という何千年も前に発見されている楽しく生きるための重要なヒントをゲームを通じて再発見することができる。「肯定」マインドを日々鍛えることができる素晴らしいゲームなのだ。

このイベントには「肯定」マインドを持った人がたくさん集まった。だから厚い層のよい空気が生まれ、それをみんなが感じ取ったというわけだ。

否定では大切なモノは生まれない

肯定の反対は、否定なのだが、Ingressは「否定」マインドではプレイできない。
歩くのがイヤ、協力するのがイヤ、分け与えるのがイヤ。そういう「否定」マインドではこのゲームの醍醐味をしゃぶることはできない。筆者もクリエイターの端くれのような存在なのだがプログラムやスクリプトなんかを作っていて、「否定」マインドではうまく作れないことを強く感じる。なぜだかは分からない、しかし、否定的なマインドで入ってなにか生み出そうとしてもうまくいかない。

たぶんきっと、物語も、プログラムも、音楽も、「否定」マインドでは生み出すことができない。
「うまくいく状態」には、「肯定」マインドが何よりも必要なのである。
神のような存在がいるとしたら、「肯定」マインドにフラグを立てていて、何かするときにそのフラグで判定を立ててている。

if ( 「肯定」マインド= trure ) { うまくいく処理 }

ってな感じなのかな?

インフラ変われば、時代も変わる

ネットワーク化されたインフラが地球を包みはじめて、時代が変わろうとしている。ネットワーク化された接続ノードの多い社会で起きることは?

答えは、反応速度の向上だ。
相互接続されたネットワークがもたらすものは、相互反応の加速化だ。変化の起きるスピードがどんどん早くなるってことなんだ。

知人であるvoidphrenia氏の記事:うつ病の治療にIngressが効く10の理由
彼は精神科医という視点を通し、Ingressがうつ病治療に効くと説明している。彼自身もIngressを実際にプレイしてその効果を実感している。そしてそのことを多くの人が賞賛している。筆者もvoidphrenia氏の意見に共感する。

Google社の目的はなんなのかわからないが、プレーヤーのインセンティブに「肯定」マインドを盛り込んでいる点は素晴らしい。そして米国的かっこよさがあるよね。

FS岡山参戦で筆者は3kmほど歩いただけで、ぐったりしていまうという体たらくだったが、Ingressの根っこに流れる「肯定」マインドを発見できたし、ポータルを連続ハックしたりなんかして素直にIngress祭り感も楽しんだ。

こういうイベントをボランティア的に開催してくれた、主催者サイドに感謝!

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